コロナウイルスに関連した悲しいニュースが続く中、SNSではあるニュースが盛り上がりを見せています。
それはなんと、
劇場版ガンダムの次回作の舞台がフィリピン!!
「ガンダム」の今年公開予定の新作映画の舞台がフィリピンのダバオになると、フィリピンの各種メディアが報じているのです。気になりますね。
本記事では、この真相を確認すべく、フィリピンの各種メディアの報道を調査したいと思います。
ダバオがガンダムの次の舞台に!フィリピンでガンダムが熱く燃え上がる?
ガンダムの劇場版最新作の舞台がフィリピンのダバオになるということですが、その中身について探ってみたいと思います。
フィリピンでこの事実が報告されたのは、私が知る限り、「Inquirer Super」というサイトです。
2020年4月2日に、「PH is the setting of next ‘Gundam’ anime」という記事が投稿されています。「次のガンダムの舞台がフィリピンに!」という感じですね。
それを受け、フィリピン国内のメディアが4月5日ごろより、こぞって記事をアップした形のようです。
・Next ‘Gundam’ Film Sets Story In Davao(Manilla Bulettin, 4月6日)
・Of next Gundam anime and 5 strongest mobile suit pilots(SDN, 4月6日)
・PH is the setting of next ‘Gundam’ anime(LIFESTYLE INQ, 4月5日)
最初、これらを見たときには、フィリピンのダバオが、ガンダム最新作の舞台に選ばれた!と思ったのですが、よく読んでみると少し事情が違う様子。そのあたり、詳しく説明していきます。
2020年公開の劇場版ガンダム「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」とは
まず、現在話題になっている2020年の劇場版ガンダムとは、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」です。「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は、1989年から1990年に各川スニーカー文庫から刊行された3部作の文庫小説です。
今から約30年前に刊行されたこの小説の映画化が決まり、2020年7月23日に劇場公開される予定なのです。
以下がトレーラーです↓↓↓
トレーラー1
トレーラー2
ちなみに、ハサウェイの本名は、「ハサウェイ・ノア」。この名前を聞いただけでピン!!きた人はガンダムファンに間違いありませんね。そうです、あの「ブライト・ノア」の息子に当たるのです。時代は、ガンダムの黄金時代ともいえる「アムロ&シャア」の次世代に当たります。私は実はガンダムについて詳しくないのですが、アムロやシャアはもちろん知っています!ストーリーが気になります。
小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の舞台がダバオ
そして、重要な点はココなのですが、実はこの、小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の舞台に、ダバオが使われていたのです。今から30年も前の小説にも関わらず、ダバオを選んでくれていたなんて・・・ちなみに1990年ごろといえば、フィリピンの現大統領ロドリゴ・ドゥテルテがダバオ市長として、治安をバリバリと改善していた時期に当たりますね。
ということで、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の劇場版が決まった瞬間に、舞台は自然とダバオになるわけです。つまり、新しくダバオが選ばれたのではなく、ダバオが舞台となっていたガンダム作品の映画化が決定した、というのが正しい解釈といえそうです。ただ、それでもガンダム新作の舞台がフィリピン、そしてダバオということで、ダバオファンの私は今からわくわくしております。
ちなみに、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の小説の作者である富野由悠季さんは、ダバオに来たことがない中でダバオを舞台として使ったとのこと。当時、ダバオが日本人からどのようなイメージを持たれていたのかを知る良い機会となりそうです。
日本では、ガンダム新作の舞台がどのように伝えられた?
2020年3月24日、Zepp Diver Cityにて、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の秘密に迫るイベント「FAN GATHERING『閃光のハサウェイ』Heirs to GUNDAM」が行われました。コロナウイルスへの配慮から、無観客にて行われましたが、イベントの様子を視聴した人もいるのではないでしょうか。このイベントにおいて、小形尚弘プロデューサーは、一言だけダバオに言及するとともに、ダバオに実際に足を運んでくださったと述べています(参照)。ありがとうございます!
日本では、劇場版の新作ガンダムについて盛り上がっているかと思いますが、おそらく舞台がフィリピンであることはほとんどの人が知らないと思います(笑)。おそらく日本のガンダムファンは、アムロ&シャアの次の世代を描いたストーリーが気になっていることでしょう。
しかし、映画の中では「ダバオ」という地名が間違いなく出てくると思いますので、これでダバオブームが来ること間違いなし(?)です!ダバオってどこ?おっ、フィリピンにあるのか。治安いいらしいね。行ってみよっか!という感じ(の夢を描いております)。
ということで、日本では、劇場版ガンダムの最新作が話題となっている一方、フィリピンでは、その舞台がフィリピンということが話題となっているわけです。フィリピンも、日本の大人気アニメ「ガンダム」の舞台に使われたというのは、非常にうれしい事実なんですね。
フィリピンではガンダムは人気があるの?
最後に、フィリピンではガンダムの人気があるの?ということですが、フィリピン人は、日本のアニメがめちゃくちゃ好きです。
しかし、私の知り合いや英語の先生に好きなアニメを聞いたとき、「ガンダム」と答えた人はいません。おそらく、ガンダムを知ってはいるが、アニメとして見たことはないという人が多いのが現状ではないでしょうか。
今回の話題をきっかけに、フィリピンでもガンダムファンが増えるといいですね。
終わりに
本記事では、最近SNSで話題となっている、「ガンダムの最新作がフィリピンのダバオ」という話題について調査してみました。映画の中でダバオがどのような形で登場し、どのようなイメージで描かれているのか、とても気になります。
もし日本にいらっしゃる方は、2020年7月23日公開予定ですので、ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。そのころにはコロナが収束していることを心から祈っております。
ダバオに興味がありましたら、ダバオを紹介したほかのページにもぜひ遊びに来てください♪
https://worldnews2020.com/davao-safe