英語が苦手な人のための英語入門4
~自動詞と他動詞の見分け方は?~

みなさん、こんにちは。今日も英語の勉強がんばりましょう!
今日こそは、自動詞と他動詞の見分け方を教えてもらいますことよ。
まあまあ、そう慌てずに。まずはいつものように復習から行きましょう。
動詞は、とっても強い影響力を持っている。
動詞には、「自動詞」と「他動詞」がある。
「自動詞」の場合はそれで終わり。他動詞の場合は「目的語」が必要。
このポイントは覚えていますか?
しっかりと完成した英語の文を作るためには、「自動詞」と「他動詞」を、自分で見分ける必要があるのです。その見分け方のコツ、を今日はお伝えしていきます。
先生!よろしくお願いします!!
今日は、みなさんに、たくさん協力してもらいますからね。
みなさん、お笑いのコントとか漫才、知ってますよね?
役割が2つに分かれるのをしっていますか?ボケと・・・???なんでしょう?
もちろん知ってる~!つっこみだよね!
その通り、今からみなさんには、つっこみの名人になってもらいます。でも、笑いを取るためではなく、真面目につっこんでみてください。つまり、私が言ったことが変だな、と思ったときに、全力で突っ込んできてください。いいですか?
お笑いはあまり見ないけど、やってみますわ!
1つ目の質問です。
先生は、お昼に、食べました!!
何を食べたのですか??
何食べたの~?
何をお食べになったのでしょうか?
おっ、みなさんの回答が大体そろいましたね。いい調子ですよ。次に行ってみましょう。
2つ目の質問です。
先生は、昨日、買いました!
何を買ったのですか?
何買ったの~?
何を買われたのですか?
今度もそろいましたね。
では、3つ目の質問。
先生は、今朝、走りました。
そうなのですね。あれっ?つっこめない。
いいねぇ!あはは!
どこでですか?
おや、みんなの答えがバラバラですね。
3つの問題を出してみましたが、いかがでしたか?
うーん、1つ目と2つ目は簡単につっこめたけど、3つ目はつっこめませんでした。すみません。
いえいえ、それはまなぶさんのせいではありません。実は、あなたの回答こそ、正解なのです。
みなさんが、とっても簡単につっこめた、1つ目と2つ目の質問、これは、「何を」を必要としている動詞、つまり・・・
他動詞???
その通りです。他動詞は、目的語とセットで利用するのがルールでした。逆にいえば、目的語がないと、ものすごく違和感を感じるんですね。なので、みなさんも当たり前のように、「何を?」とつっこめたのです。
それに対して、3つ目の質問はいかがでしたか?みなさんがつっこまなくても、特に問題は感じなかったのではないでしょうか。これはつまり、どんな動詞かというと・・・
わかった!!自動詞だ!!
正解です!自動詞は、後ろに目的語がいらないんでしたね。つまり、私は(昨日)走った。これで完璧な文が完成しているのです。だから、まなぶさんも、みゆきさんも、つっこめなかったのですね。
ここまでをまとめると・・・
主語と動詞を置いた状態で、
みんなが、「何を???」とつっこみたくなる場合は、他動詞
みんなが、「ふーん」「へぇ~」と流せてしまうものは自動詞
と見分けることができるんです。これが、動詞を見分けるコツです!
もし、自動詞か他動詞かで迷ったら、「何を??」ってつっこんでみて、うまくはまったら他動詞、とくにいらなそうだったら自動詞ってことね。なんかゲームみたいで楽しそう!
たとえば、よく使う他動詞の例を挙げると、
食べる(eat)、買う(buy)、借りる(rent)、開ける(open)などです。どれも、何を?がよく当てはまりますね。
一方、自動詞の例を挙げると、
歌う(sing)、走る(run)、泳ぐ(swim)などです。少しわかりにくいものもありますが、基本的には、何を?がなくても、意味は通じるものが多いですよね。
動詞の後に、何を?とつっこんでみる、と。よし覚えたぞ。
ただ、注意点があります。基本的には、「何を?」が目的語に当てはまることが多いのですが、動詞によっては、「何に?」や「誰に?」や「誰を?」が来ることもあります。これは動詞の個性みたいなものですね。まず始めは、「何を?」を当てはめてみればいいと思います。
先生、私、質問があります。
私は、3つ目の質問に対して、どこで??と見事につっこみましたけど、他動詞じゃないんですか?
まじめこさん、それはとっても鋭い質問です。
基本的に、動詞の目的語は、「何を?」「何に?」「誰に?」「誰を?」の形をとるものだけなんです。
まじめこさんが言った、「どこで?」は、実は「副詞」と言って、別のポジションに置かれる言葉になるんです。これは少し難しいので、また今度にしますが、「どこで?」とか、「いつ?」という質問は、目的語にはならないのだと、とりあえずは覚えておいてください。また詳しく説明するようにしますからね。
そんなルールがあったのですね。わかりました。その時を楽しみにしていますわ。
この、つっこみで自動詞か他動詞がわかるようになれば、あとは文型の形通りに単語を置いていけば、英語の完璧な文が完成するわけです。自分の文があっているのか、間違っているのかという不安が解消されることでしょう。ということで今日の復習、行ってみましょう。
待っておったぞ!できれば、つっこみのところでも呼んでほしかったが・・・我慢するかの。よし、今日のポイントだ!
つっこみが必要であれば、他動詞なので、動詞の後に目的語を置こう!
つっこみが必要なければ、自動詞なので、そのまま終わってOK!
目的語は、「何を」「何に」「誰を」「誰に」などで、「どこで」「いつ」などは含まない
はかせ、ありがとうございました。
次回は、これまで学んできたことを活かして、簡単な文をたくさん作ってみましょう。楽しみにしていてくださいね。
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