海外からこんにちは。
英語にはいろんな学習法があって、いったい何を選べばいいのか、わからなくなりますよね。
様々な学習がある中でも、人気YouTuberのJulianさんは、「シャドーイング」の重要性を論理的に説明してくれています。
Julianはシャドーイングの重要性を、リスニングをした後に発声を行う「Listening&Repeating」と比較しつつ説明しています。
質問者は、こんな質問をします。
「シャドーイングでは自分の声を聴くことができないので、リスニングをした後に発声を行う Listening&Repeatingのほうが効果的なのではないでしょうか」
面白い視点ですね。
たしかにシャドーイングは、真似をすることばかりに気が回り、自分の声を聴く、自分の発音を確認することはできません。だからこそ、 Listening&Repeatingのほうが、ネイティブの英語を真似もできるし、自分の発声も聞くことができるので効果的なのではないか、とのこと。この質問に Julian はどう答えるのでしょうか。
Julianはまず、この方法について、とてもいい方法だと認めます。
自分の声が聞こえるため、どの単語が適切に発音できなかったのか、どのチャンクを苦手としているのかを容易に理解できるためです。
しかしながら、この方法の欠点として、時間的な欠点を挙げています。つまり、「遅すぎる」ということ。発音は鍛えられるかもしれませんが、それだけです。
その一方、シャドーイングには数多くの効果があるといいます。
口の動き、リズム、トーン、イントネーション、話すスピード、区切り、チャンクの作り方などです。
これらは、理解の問題というよりも、身体的な側面が強いといいます。英語を流暢に話すためには、口周辺の筋肉、舌、唇などを適切に使わなければなりません。英語を流暢に話すには、そのために口を鍛えることが必要です。まるでスポーツの際に自分自身を鍛えるかのように。シャドーイングはその練習に非常に効果的というのです。
その一方で、クリエイティブな側面には向いていないといいます。クリエイティブな側面とは、自分の頭の中で言葉を組み合わせ、実際に文章を作る作業です。
つまりシャドーイングは、スピーキングの中でも、口回りの筋肉を鍛えたり、スピーキングのリズムをつかんだり、いかにチャンクを作るか、という点に特化した学習法といえます。
そのため、シャドーイングのみでスピーキングがすべて改善されるということは考えにくいですが、スピーキングの身体的側面を鍛えるために非常に有効な方法といえます。
特に、自分の英語にはなんだか勢いがないな、とか、どうしても棒読みになってしまう、という人に特におすすめの学習法になります。
私はどちらかというと、感情的に話をするほうなので、積極的にシャドーイングの練習はしていませんが、この人のしゃべり方、かっこいいな、とか真似したいな、というスピーカーの動画に出会ったときには、シャドーイングを取り入れるようにしています。
もしあなたが、勢いのある、伝わる英語を話したい!と思っているのなら、ぜひシャドーイングを試してみてください。 Julianの英語を真似しているうちに、力強い英語が話せるようになるかもしれませんね。
一緒に英語学習がんばりましょう。ではまた!!