フィリピン大統領「ロドリゴ・ドゥテルテ」とはどんな人物?【簡易版】

フィリピン大統領「ロドリゴ・ドゥテルテ」とはどんな人物?【簡易版】

ツイッターでフィリピン大統領「ロドリゴ・ドゥテルテ」についてツイートしたところ、
非常に多くの方が関心を寄せてくださいました。

 

他の国の名前は知らないのに、フィリピン大統領のドゥテルテ氏の名前は知っているという人も多いはず。海外では過激な発言ばかりが取り上げられるドゥテルテ大統領ですが、2019年12月の満足度(支持率)調査では、82%の国民が大統領のパフォーマンスに満足していると回答しています(参照)。

 

ドゥテルテ大統領とはいったいどんな人物なのでしょうか?気になりませんか?実際、ドゥテルテ大統領の検索数も増えてきているようですよ↓

そこで本記事では、世界から注目を集めるフィリピン大統領、ドゥテルテ大統領について紹介したいと思います。

 

本記事は、ドゥテルテ大統領についての簡易版記事となります。より詳しく知りたい方は、【詳細版】をご覧ください。

 

 

ドゥテルテ大統領が4月の給料を全額寄付

上記で紹介したツイートの内容は、コロナウイルスの危機を乗り切るため、ドゥテルテ大統領が四月分の給料をすべて寄付したというものです(参照)。ちなみに2019年の大統領の月給は399,739ペソ(日本円で約85万)と報告されています(参照)。2020年はもう少し上がっていると思いますが、大体これぐらいの額をコロナ対策のために寄付したということですね。また、閣僚たちも75%を寄付したようです。

 

これには背景があり、現在フィリピンはコロナウイルス対策のために厳重なロックダウンを行っています。当初、金銭面は政府が責任を持つといっていたフィリピン政府ですが、経済の悪化は止まらず、現在フィリピン政府は、貧困層や低階級層を何とか救うことはできるが、中流階級以上のフィリピン人たちに対する支援は厳しいと言及しています。それだけフィリピン政府の財政は切迫しているのです。そんな中、少しでも資金を準備するためにとった施策が、この給料の寄付だったのでしょう。

 

実際、大統領の月給がコロナウイルス対策に回されたところで、状況が劇的に変わるとは考えられません。しかし、フィリピン人、そして日本人が共感したことは、ドゥテルテ大統領の政治家としての覚悟ではないでしょうか。お金がないのなら、自分の身を削ってでも国民を助ける。国民と同じ立場に立った大統領だからこそ、その言葉には説得力があるのかもしれません。

 

 

フィリピンのトランプ?ドゥテルテ大統領は単なる暴言家か?

ドゥテルテ大統領が大統領の座を争った2016年、同時にアメリカでも大統領選が行われていました。ドゥテルテ大統領は、選挙運動において過激な発言を繰り返し、「フィリピンのトランプ」と揶揄されることもありました。しかし、2019年12月に実施されたドゥテルテ大統領の満足度(支持率)調査において、「満足している」と回答した国民が82%にものぼったのです(参照)。ちなみに、「どちらでもない」が8%、「不満」が10%です。単なる暴言家であれば、これだけの支持率を得られるわけがありません。

 

ドゥテルテ大統領が国民に受け入れられる理由はどこにあるのでしょうか。

 

ドゥテルテ大統領が選挙で掲げた公約

2010年から6年間大統領の座に就いたアキノ氏により、フィリピンは急激な経済成長を遂げました。しかし、アキノ前大統領の後継者ではなく、ドゥテルテ大統領が選ばれた理由の1つは、低所得者の目線に立った具体的な政策の数々だったと考えられています(参照)。

 

また、ドゥテルテ大統領が公約に掲げた「麻薬・犯罪・汚職」の撲滅は、安全な国を求めるフィリピン人たちに支持されました。長年市長を務めてきたダバオ市の治安を徹底的に変えたドゥテルテ氏だったからこそ、多くのフィリピン国民が、安全で健全なフィリピンを期待したのです(参照)。

 

ドゥテルテ氏が大統領になったのち、フィリピン政府はこれらの公約を果たすため、麻薬に関係する人物を次々に射殺しました。すでに6000人を超える麻薬関係者が射殺されたといわれています。また、違法な死刑執行や警察の職権乱用が行われている可能性があることから、国連が動き出す事態にまで発展したこともあります(参照)。

 

それでも同じ政策を続けてきたことは、フィリピンを何とかクリーンにしたいというドゥテルテ政権の思いに他なりません。実際、フィリピンの犯罪率は、ドゥテルテ政権が開始された2016年以降、確実に減少しているのです(参照)。フィリピンでは、公約を確実に守っており、フィリピンをクリーン化しようとしているドゥテルテ政権に対して高い信頼と期待があるのです。

 

表 フィリピンの犯罪発生件数

 

 

ドゥテルテ大統領の言葉の真意は

このように、フィリピン国民から高い支持率を獲得しているドゥテルテ大統領ですが、海外のニュースでは、言葉の真意ではなく言葉そのものの意味が話題になることが多いです。政治家たるもの、言葉の扱いに気をつけるべきであり、最初はフィリピン国民も驚きを隠せなかったようですが、現在はドゥテルテ節ともいえる過激な発言を肯定的にとらえる国民が多いようです。

 

例えば、最近話題になっている言葉は、コロナウイルスに関する政府のルールに違反したものは射殺しろという言葉だと思います。動画でもわかるように、2020年4月1日、大統領自らが、規範を乱す奴らは「Shoot them dead(射殺しろ)」と言っているのですね。

 

 

フィリピンでは治安が悪化し、コロナウイルスに対するロックダウンの施策に逆らうもの、また、医療従事者への嫌がらせを行うものが増えてきたことに対して行ったドゥテルテ大統領流のコメントでした。国家警察長官は、この言葉はドゥテルテ大統領の事態に対する真剣さを示しているものであって、だれも射殺されることはないだろうと述べています(参照)。

 

その後、検問所でカマを持って暴れた男を実際に射殺したと報道されましたが、これはあくまでもカマを持った危険人物であったから射殺したというほうが適切でしょう(参照)。

 

ただ、ドゥテルテ大統領の発言は単なる表現かといえばそうではなく、射殺すらいとわないという覚悟の言葉であると私は考えています。

 

もちろん、実際に「何と言ったのか」は大切ですが、そればかりに気を取られていると、ドゥテルテという人物の誤解につながり、真の魅力にたどり着けない可能性もあります。

 

例えば、フィリピン在住の日本人と、ニュースだけでドゥテルテ大統領を知っている人では、ドゥテルテ大統領に対する印象が全く違います。私が知る限り、日本人であっても、ドゥテルテ大統領を支持する人は非常に多いです。

 

私はまだフィリピン歴は浅いのですが、私から見ても、まっすぐで、かつ国民を愛している人だなという印象を持ちます。

 

 

終わりに

今回は、フィリピンの強力なリーダー、「ドゥテルテ大統領」について紹介しました。フィリピンでは、コロナウイルスが10名程度という少ない時期からロックダウンを決定し、フィリピンでのコロナウイルス拡大をできる限り抑えることに成功しています。もしこの判断が遅かったら、より多くの人々が感染し、フィリピンはより大きな混乱の渦中に置かれていたことでしょう。

 

フィリピンでは現在もコロナウイルスの脅威にさらされていることに加え、今、そして未来の経済状況はまったく見通せない状況です。フィリピン一丸となってコロナウイルスと戦っていかなければなりません。そんな中、信頼度の高い大統領がいるというのは非常にうれしい点です。

 

本記事では、ドゥテルテ大統領に関して簡単に説明しただけですが、後日、ドゥテルテ大統領についてより詳細に記載した記事を公開する予定です。もし興味がありましたら、ぜひ遊びに来てください。

 

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