フィリピンの結婚式についての最終章
フィリピンの結婚式に、グルームズメンとして参加した私が感じたことを、好き勝手に書いただけです。
ちなみに、当記事は3本立てです。
1.事前準備編(参照)
2.当日編(参照)
3.フィリピンの結婚式の魅力とは(当記事)
ぜひ他の記事もお読みください。
両親がとても大切に扱われている

フィリピンの結婚式で私が最も感じもの。
それが両親への愛と感謝の気持ちです。
日本の結婚式でもそれを感じることがありますが、フィリピンの結婚式ではそれをより強く感じました。
なぜかと考えてみたのですが、まず1つに、新郎新婦と両親が、近くで関わることがとても多いのです。例えば、挙式では最初に、両親の間を通り抜けます。その際にハグです。披露宴では、共にダンスです。
フィリピンでは、結婚式までは家族と暮らし、結婚式に2人で暮らすようになります。そのため、一緒に暮らすのは今日で最後。今日までありがとう、という気持ちが彼らの振る舞いを通じて、ものすごく伝わってきました。
フィリピン人の家族愛がたっぷり詰まった結婚式は、あなたを感動させること間違いありません。
大切な儀式ではあるが、日本の結婚式と比べると窮屈さがない

グルームズメンとして参加したため、結婚式に12時間関わることになり、とても疲れたというのが正直なところですが、結婚式自体は、ものすごく気楽なものでした。
例えば、限られた人を除いて、席が一切決まっていないのです。挙式にしても披露宴にしても、好きなところに座って、好きなように参加すればいいですし、服装も基本自由のため、周りの人と比較したりということはまずありません。仕事着のまま参加している人もいるぐらいですからね。
体裁よりも、お祝いしたいという気持ちのほうが大切なフィリピンの結婚式。素敵です。
新郎新婦は朝から夜までの15時間労働(?)
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日本では、新郎新婦は結婚式が終わって何を感じるかといえば、終わった安心感だといいますが、それはフィリピンでも同じようです。
ちなみに新婦の1日のスケジュールは、
8時 衣装合わせと化粧開始
10時〜12時 写真撮影
13時 打ち合わせ
14時 移動and準備
15時〜17時 挙式
18時〜20時 披露宴
20時〜22時 あいさつ、見送り、片付け
22時 ホテルの部屋へ
と、完全に一日がかりになります。結婚式は体力が必要になるのは、日本でもフィリピンでも同じようです。
式も大切だが、その後の2人の生活を見守るシステムがより大切にされている

私が驚いたのは、 「Principal Sponsor」の仕組みです。
日本でも 、例えば会社の上司は特別なポジションとして参加することもありますが、誓いの言葉と指輪交換を 「Principal Sponsor」の目の前で行うというのはとても新鮮でした。
フィリピンでは、基本的には離婚が禁止されています。そのため、この結婚式で結婚した2人は、基本的には永遠に共に過ごすことが期待されるのです。その2人が、今だけでなく、永遠に幸せに暮らせるように、未来を支援することに重点を置いた 「Principal Sponsor」のシステム。非常に興味深いです。
「Principal Sponsor」については、1つ目と2つ目の記事で説明しました。
動画作成技術は日本顔負け

とても驚いたことです。
披露宴の最中に2つの動画が流れたのですが、そのクオリティがすごい!
1つは、新郎新婦のみのイメージビデオだったのですが、美男美女ということもあり、まるでモデルさんが大量のお金を注ぎ込んで作ったかのような動画。
もう一つは、当日の挙式、披露宴の様子をピックアップしたものですが、こちらのクオリティもすばらしかったです。
フィリピンは人件費が安いため、1つの動画のために大量のスタッフが動員できるので、このような質の高い動画が作れるのですね。
人件費が安いため、多くのスタッフを雇うことができる

人件費の恩恵を受けているのはビデオだけではありません。式の間の写真撮影や会場準備、バイキングの補助まで、多くのスタッフがいるため、ハプニングがあっても何とかまわります。マンパワーは偉大ですね。
予算は少ないけど、豪華な結婚式を挙げたいと考える人にとっては、フィリピンでの結婚式は狙い目かもしれません。
教会で挙式をすることの意味

日本人にも人気の教会での挙式ですが、日本人の場合、目新しさや新鮮さが強く感じられます。それに対し、フィリピン人にとって教会は、子どもの頃から慣れ親しんできた、いわば庭のような存在。なんとなく、新郎新婦のストーリーを感じることができたようで、一人でしっとりと感動してしまいました。
宗教の影響を強く受けた結婚式

フィリピンの結婚式は、新郎新婦が信仰する宗教の影響を強く受けます。今回は2人ともカトリックだったことから、カトリックの様式で行われましたが、プロテスタントであれば、また違った形の結婚式になるようです。いろんな形の結婚式に参加できたらいいなと思います。
参加者が気軽に参加できる
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上でも少し書きましたが、フィリピンの結婚式は、参加者がものすごく気軽に参加できます。ご祝儀のシステムもないですし、席が決まっているわけでもない。というより、招待されていない人まで友だちを通してやってきて、席が全然足りなくなったほどです。
これには、賛否両論あるかもしれませんが、気楽な参加できる結婚式もありですね。
なによりもフィリピン人の気質にあっています。
終わりに
以上、フィリピンの結婚式で感じたことをダラダラと書いてみました。
総じて、日本の結婚式も素敵だけど、フィリピンの結婚式もすばらしい!というのが感想です。もしみなさんがフィリピンの結婚式に参加できる機会をもらったら、ぜひ参加してみてください。きっと、新しい感動をもらえることと思います。
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