人気YouTuber「A.J.Hoge」が提唱する英語学習法

人気YouTuber「A.J.Hoge」が提唱する英語学習法

以前、英語の学び方は、個々の学習者の特徴を最大限生かすことが大切だと話をしました。

みなさんが、最適な学習方法を探っていけるように、様々な視点から、英語学習法を紹介していきます。

今回、紹介するのは、YouTuberとして活躍し、「Effortless English」を運営する英語指導のスペシャリスト「A.J.Hoge」(以下A.J.)さんです。

現在のチャンネル登録者数は100万人を超えており、英語学習に関する情報を発信するYouTuberの中でも、非常に人気があります。

彼の特徴は、英語をパワフルに、そして自信をもって話せるになるための数多くのレッスンを提供していること。

日本人の多くは、流暢に話せるようになりたいと願い、口ごもったような英語を話しがちですが、第二外国語を学ぶ私たちだからこそ、流暢に話すこと以上に、パワフルに話すこと、また自信をもって話すことが大切だと述べ、役に立つ数多くの動画を定期的に配信しています。

彼の英語の特徴については、動画を1つ見てもらえればわかると思います。
例:Learn English with A.J.Hoge
非常にクリアで、力強く、感情がこもった英語を話します。ネイティブと同じ英語を話したい!と考える人はなんか違うな、と感じるかもしれませんが、世界中の人々とコミュニケーションをとりたいんだ!という人には、すばらしいモデルになるかと思います。

今回は、彼が英語学習者のために提唱している7つのコツについて紹介します。

コツ1 単語一つ一つではなく、常にフレーズで学ぶ!

よくある英語の学習本は、個々の単語が並べられており、意味が書かれていて、それを暗記するというもの。それはやめましょう。その代わり、すべての単語を、フレーズと関連させて覚えるのがポイントです。そうすることで、単語が持つそれぞれの特徴を理解できるとともに、自然な形で文法を覚えることができるのです。

コツ2 英語の文法を勉強することをやめる!

英語学習者が最も喜ぶ、その一方でショックを受けるのがコツ2だとのこと。多くの英語教師は、英語の文法を勉強しなさい、それが英語学習の近道だといいます。しかし、 A.J. さんは、文法の学習を完全にやめるように提唱します。英語学習者は、多くの時間を文法学習に費やします。しかし、 A.J. さんは、それで英語を話せるようになったのか?と問いかけます。さらに、文法学習はときに自信をもって話すことを妨げるともいいます。アメリカ人は、英語の文法学習はほとんど行いません。しかし、英語を聞いて聞いて聞いて、そして話して話して話して、そして完璧な英語を身につけます。第2言語として英語を話す私たちにもそれが当てはまると述べ、今すぐ文法の学習をやめ、ほかの学習に移るように提案しています。

コツ3 リスニング!リスニング!リスニング!!これが一番の近道!

英語学習の何よりもの近道は、「リスニング」だと提唱します。多くの国の学校教育では、テキストを読んだり、単語を覚えたり、文法問題を解いたりと様々なことに取り組みますが、リスニングの学習が徹底的に不足しているといいます。さらに大切なことは、リスニングの際に、毎回異なる教材を利用するのではなく、同じ教材をとことん聞き続けることが重要だといいます。5回や10回というレベルではなく、1つの教材を1週間、2週間と徹底的に聞き続けることが英語学習の近道といいます。また、選択する教材は、聞いても全くわからない教材ではなく、90パーセントぐらい理解できるものが最適とのこと。それを聞き続け、100パーセント、しかも容易に理解できるようになった際に次の教材に移ることが効果的だとのことです。 A.J. さんの動画を聞き続ければ、自然に力強いスピーチができるようになるかもしれませんね。

コツ4 新しいことを学ぶ際には、深く、完璧に学ぶ!

学校の英語授業のことをイメージしてください。たとえば1日目にAを学んだとします。2日目にはAの復習をしつつBを学び、3日目にはBの復習をしながらCを学び・・・そして、1か月たったときには、A.B.C….X.Y.Zと大量のことを学びます。しかし、それはほとんど効果がないとのこと。なぜならそれらは、薄っぺらな学びであるため、実際にはほとんど使えないと述べています。英語を実際に利用するためには、深く、そして完璧に学ぶことが大切です。そのためには、1つのことを理解する、または自然に使えるようになることが大切。そのために2週間、4週間、1か月とかかっても構いません。しかし、同じ表現を何度もくり返し学習し、その内容を完璧に使いこなせるようになることで英語の力が伸びるのです。どうしても先に先に行きたいと考えてしまいますが、学習のペースを落としてでも、1つのこと、2つのことを徹底して学んでいくことが、将来的に考えたときには効果的ということですね。

コツ5 英語のストーリー本を利用し、自然に文法を身につける!

コツ2では、英語の文法の学習をやめることを紹介しました。しかし、英語の文法はもちろん重要です。でも、文法の学習はしない・・・ではどうやって身につけるのでしょうか。英語文法を勉強せずに、しかし自然に身に着けるための方法。それが英語のストーリーを利用した学習方法です。学習者のレベルにあった英語のストーリー本を1冊購入し、それを徹底的に読み込みます。1つの本の中には、役に立つ英語の文法や表現が非常に多く含まれており、また、類似の表現が多く登場します。それらを徹底的に読み込むことで、自然と文法を学んでいくことができるのです。

コツ6 真に価値のある教材のみを利用する!

世界中には多くの英語学習教材がありますが、それらの大量の教材をすべて捨て去り、真に価値のある教材のみを利用することを提唱しています。真に価値のある教材とは、どのような意味でしょうか。それは、英語を学ぶ外国人のために作られた学習教材ではなく、ネイティブスピーカーのために用意された教材だといいます。たとえば、アメリカ人のために書かれたショートストーリー本や、カナダ人が楽しむためのリスニング用CDだといいます。そんなの難しくて無理だ、と思う人もいるかもしれませんが、ネイティブのための教材にも、様々なレベルのものが準備されています。例えば、キッズ用、小学生用、中学生用など。自分のレベルにあった、それらの真に価値のある教材を利用することで、英語力が大きく向上するとのことです。

ルール7 リッスン&スピーク教材を利用し、即座の応答ができるように練習する!

英語での会話を不安なく行うためには、即座の応答が非常に重要です。オンライン英会話などの、自分のために先生がじっと待ってくれる場では問題ありませんが、実際の会話は、即座の頻繁なやり取りができて初めて会話が成り立ちます。もしそれができないようであれば、会話が非常にストレスフルなものになるか、もしくはあなたの相手がストレスを感じることになるでしょう。そのため、常に、リッスン&スピークの練習をとことん繰り返してください。例えば、質問ののち、すぐに回答をする練習をとことん繰り返してください。わからない場合は、聞き返しでも構いません。一番問題なのは、長い沈黙が続くこと。質問に対して回答をする、もしくは再度の質問を要求するなど、即座の反応ができるようになる必要があります。それらの教材を見つけ、繰り返し練習し、即座の返答ができるように練習することが、英語でのコミュニケーションに非常に重要になります。

これらのコツは、2つか3つを学習の中に取り入れるだけでも十分効果的ですが、7つすべてを取り入れることで、その効果は非常に大きなものになるとのことです。

私自身は、文法学習も大切だと思っているので、すべてを適応することはできませんが、リスニングの重要性や即時応答の重要性には大きく賛同しています。

もしこの方法が自分に合っていると思った方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。