英語学習法 困ったときの逃げ方を覚えよう!

英会話で、初心者が最も恐れること。それが・・
沈黙
ではないでしょうか。
日本語でのコミュニケーションの際にも、もちろん沈黙は発生します。しかし、英会話の際の沈黙は、それとは異なるレベルで、非常に怖いものです。それはなぜでしょうか。
一番の理由は、その場を切り抜ける方法がまったく見当たらないということです。この流れを何とか変えたい!でも変えられない。だって切り抜け方がわからないもの!
この恐怖を体験してしまうと、英会話が怖くなります。そして、人との会話をあきらめ、教材とにらめっこ、なんてことに。
話は変わりますが、みなさんは、倒立ができますか?ちなみに私の専門の1つはスポーツで、倒立を教えることもあるんです。
倒立は、体操の経験がない人がチャレンジする場合、なかなかハードな技の1つです。倒立をマスターするには、基本的には、何度も試みて、徐々に感覚を掴んでいくことが大切です。でも、多くの人は繰り返し練習することができず諦めます。
その一番の理由が、怖い、ということなんです。
倒立をするためには、身体が垂直になるぐらいまで、強く地面をけりだす必要があるんですね。信頼できる人が受け止めてくれるのなら安心して強く蹴りだせますが、一人で練習する際には、怖くて強く蹴り出せないのです。
でも、倒立をできるようにするためには、一人で繰り返し練習する必要があり・・・
そこで私たちが行うことは、逃げ方を教える、ということなんです。
地面を強く蹴りだし、自分の身体が垂直以上にいってしまった場合に、そこから体をくるっと反転させて、着地する方法をとことん教えます。
これができるようになると、地面を強く蹴り出して、身体が垂直以上に傾いてしまっても、自分でその場を解決できるようになるんです。これをすると、その後の倒立の練習成果はまったく異なるものになります。ぐんぐん向上します。
話をもとに戻しましょう。
英会話の、特にフリートークにおいても同じことが言えます。
英語で次の言葉が出てこないとき、会話で何を言ったらわからなくて困ったとき、それを解決する方法を覚えることで、フリートークへの恐怖を取り除き、自信をもって相手を向き合えるようになるんです。
例えば、相手のスピーチが非常に速く、聞き取れなかった際、
もう一度言ってもらえませんか?
とか、
少し時間をもらえませんか?
とか、
少し難しいので、違う言葉で言ってもらえませんか?
など、
自分の困り感を表現する方法を覚えることで、フリートークにも果敢にチャレンジできるようになります。
たとえば、リスニングが苦手な私が頻繁に使う言葉は、
『Could you say it again?』(もう一度言っていただけませんか?)
です。
また、相手の言っていることが理解できない場合は、
『I’m so sorry, but I couldn’t understand what you said, so please explain it again?』(すみませんが理解できませんでした。もう一度説明してもらえませんか?)
などです。
基本的には、日本語にしても英語にしても、コミュニケーションを図るための手段なので、困りどころは同じです。困ったときの状況を事前にイメージし、そのときにどう言えばいいのかを事前にストックしておくことで、コミュニケーションを円滑に図り、楽しい英会話ができるようになるでしょう。
また時間があるときに、おすすめの逃げ方フレーズ集のまとめも作成したいと思いますので、ぜひまた遊びにきてくださいね。
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