ユーザー数が24億のFacebookとユーザー数が20億のYouTube。この2つのソーシャルメディアの順位が逆転する日がくるかもしれません。
つまり、世界No.1ソーシャルメディアのFacebookを、YouTubeが追い抜く日が来るかもしれないのです。
世界のデジタル事情を毎年報告しているWe are socialの調査結果をもとに、YouTubeの将来性について考えてみます。
(下記の画像はすべてWe are socialのものです)
世界の人口とインターネット利用者数の変化
ソーシャルメディアの話に入る前に、世界の人口について少しだけ触れたいと思います。
下記の資料によると、2020年現在、77億5400万人と報告されています。
日本では急激な人口減少が進んでいますが、世界全体では、緩やかな増加が見られています。
国連の予測では、世界人口は2050年に97億人に達するといわれており、今後も少しずつ増加すると考えられています。
それに対し、急激に増加しているものがあります。それが世界のインターネット利用者数です。
年によって違いはありますが、インターネット利用者数は毎年10%前後の大きな伸びを見せています。
日本にいると、インターネット利用はあたり前に感じますが、世界ではインターネット環境が整っていないエリアも多くあります。
インターネットのインフラが整備されるにつれ、ソーシャルメディアの利用者数は増加します。
つまり、Facebookの24億、YouTubeの20億人のユーザー数は、今後ますます増加することが十分あり得るのです。
世界におけるソーシャルメディア利用に関するデータ
ソーシャルメディアの利用者数の推移を見れば、今後もソーシャルメディアの利用者数が増えていくだろうことは容易に想像できます。
数あるソーシャルメディアの中でも、世界で2トップの人気を誇るのが、「Facebook」と「YouTube」です。
世界では新しいソーシャルメディアが毎年登場していますが、やはりこの2つのソーシャルメディアの人気は不動です。
しかしながら、「Facebook疲れ」という言葉もあるように、Facebookにおいては、すでに利用をやめてしまったり、アカウントはあるけれども、たまにしか見ないという人が多くなっているのも現状。
しかしながらYouTubeにおいては、利用者数の増加とともに、ユーザー1人当たりの1日の「利用時間」が毎年大きく向上しているのです。(後で紹介します)
これはつまり、YouTubeが人々の生活に大きく関係し始めているといえます。
人々はこれまで、余暇を楽しむためにテレビを視聴しましたが、同様の動画がYouTubeでいつでもどこでも楽しめるのであれば、当然YouTubeを利用するようになるでしょう。
また、YouTubeは現在、新しい知識や学びを得るためのプラットフォームとしても認知され始めています。
今後も学びは人々が生きる上で重要な要素となりますが、この学びに関する情報すら、YouTubeで気軽に得られるようになったのです。
他にも、癒し、暇つぶし、ハウツー、最新情報など、人々の要求をすべて満たしてくれるプラットフォームとなりつつあるのです。
YouTube利用に関するデータから将来性を探る
YouTubeの利用に関して、もう少しデータを紹介します。
実は現在、アメリカにおいては
YouTubeの利用者数がFacebookの利用者数をすでに追い越した
というデータが出ているのです(参照)。
また、アメリカにおいては、2019年に1人の視聴者がYouTube動画に費やす一日の平均時間は11分24秒であるとのこと。
2018年は8分41秒でしたので、これは、たった1年間で平均視聴時間が約31%も上昇していることを意味します。
利用者数以上に、1人1人の利用者がYouTube利用に重きを置き始めているということができるでしょう。
さらに注目すべきは、YouTubeには企業からの注目が集まっていることです。
YouTubeの広告利用は、毎年ぐんぐんと上昇し、2020年のアメリカにおけるYouTube広告総額は、2016年の広告収入の約2倍となる、55億ドルに達すると考えられています。
出典:Statista
これはつまり、動画のクリエイターであるYouTuberにとっても、非常に大きなチャンスが転がっているといえます。
良質な動画を作成し、多くのファンを獲得することができれば、この増え続けるYouTube広告費の一部を獲得することができるのです。
YouTubeの人気は、今がピークではなく、これからがピークであると思いませんか?
終わりに
YouTubeの将来性について見てきました。
多くのソーシャルメディアがある中でも、YouTubeが今、非常に熱いということが、少しお分かりいただけたでしょうか。
YouTuberへの参入の壁は難しくはありません。
アカウントを作り、自らのチャンネルを作れば、それであなたもYouTuberの仲間入りです。
もし、興味があるのなら、今がチャンスです。
本サイトでは、YouTuberに役立つ情報をたくさん紹介していきますので、ぜひまた遊びに来てくださいね。